楽天証券のいちにち定額と超割コースどっちお得なのかケースを分けて考えてみた。

※アフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、渋沢A一です。

今日は、私がメインで使っている証券会社の楽天証券の取引手数料について書きたいと思います。

私は、今まで、正直取引手数料はほとんど気にせずにトレードしてきました。

それはなぜかというと、

日ごとにどのくらいのトレードをするかというのがまちまちだったので、一回の約定ごとに手数料がかかるコースのままずっとトレードしていたからです。

しかも、私の場合20万円くらいの小額から始めていたので、信用口座もありませんし、差金決済にも引っかかるので、そこまで頻繁にいろんな銘柄を売り買いするというのをしなかったので手数料に関しては気にせずにいました。


しかし!

先日、ふと楽天証券のホームページで手数料を調べてみたら、だいぶ無駄に手数料を払っているではありませんか!

自分の情弱さ、そして、お金の管理のずさんさに泣けてきたほどでした...

今回、そんな経験を踏まえて、どんなケースだとどのコースがお得なのかというのを詳しく見ていきたいと思います。

楽天証券の手数料コースの種類

まず楽天証券の現物取引では、超割コース、いちにち定額コース、ワンショットコースの3のコースがあります。

私は、このうちの「ワンショットコース」でずっと取引していました。

そして、このワンショットコースは、調べたらなんの利点もないコースでした。苦笑

株を始めたときには、このワンショットコースが無難だったはずなんですが、いつの間にか全くメリットのないコースに成り果てていました。(おそらく超割コースといちにち定額コースの値下げの影響)

ワンショットコース現物取引手数料

約定金額手数料
10万円まで139円(150円)
20万円まで185円(199円)
50万円まで341円(368円)
100万円まで609円(657円)
150万円まで728円(786円)
3,000万円まで1,152円(1,244円)
3,000万円超1,217円(1,314円)

()内は税込金額

いずれにせよ、

THE 情弱



だったというわけです。

大口優遇で割引がされているのもあるが、私は大口ではないのでそこは今回は無視して考えます。

超割コースへ変更してみた

そんな感じで、今回手数料コースを「超割コース」へ変更してみました。

▼超割コース現物取引手数料

約定金額手数料
10万円まで139円(150円)
20万円まで185円(199円)
50万円まで272円(293円)
100万円まで487円(525円)
150万円まで582円(628円)
3,000万円まで921円(994円)
3,000万円超973円(1,050円)

()内は税込金額



楽天証券では、手数料コースの変更は毎日可能なので、変更自体はすぐできたのですが、変更してみて思ったのは、

はたしてこのコースが一番お得なんかな?

いちにち定額コースの方が安くなる?

ということ。

すでに自分の情弱さを思い知っているので、疑い深くなったわけですね。笑

でも、いざ考えてみると、冒頭でも書いた通り、日によって取引する量が違いますし、現物取引だけ、かつ少額での取引のため複数の銘柄を保有するということはあまりないんです。

それを考慮して、ケース分けをしてどういう場合に、どちらのコースがお得かを調べてみます。

と、その前にいちにち定額コースの手数料と有利な特徴をみておきましょう。

いちにち定額コース

約定代金10万円までの取引手数料は0円、10万円までの手数料は業界最低水準

手数料2,160円で取引金額(現物も信用も)200万円まで1日に何回取引してもOK!プラス1,080円でさらに取引金額100万円アップ!
日計り取引(デイトレード)ならさらに手数料が安くなります。(デイ割)

楽天証券ホームページより

1日の約定金額合計手数料
10万円まで0円
20万円まで191円(206円)
30万円まで286円(308円)
50万円まで429円(463円)
100万円まで858円(926円)
200万円まで2,000円(2,160円)
300万円まで
以降、100万円増えるごとに1,080円追加。
3,000円(3,240円)

()内は税込金額



この表をみるだけだと、超割コースと大差ないと思われるかもしれませんが、このいちにち定額コースの特徴は、デイ割というお得な割引にあります。

デイ割とは、その日のデイトレードの片道分を約定代金に含まずに計算してくれるというもの。



例えば、2000円の銘柄を100株買って、その日のうちに2100円で売ったとすると、デイ割では、売り約定分は計算せずに買った分の約定代金だけが考慮されます。

なので、この場合表における20万円までの206円の手数料だけを払えばいいことになります。

ね?お得でしょ?

では、これを知った上でケースを考えてみます。

ケース1. 一銘柄を売買する場合

一銘柄をデイトレードする場合とデイトレードせずにそのまま保有する場合のことを考えてみます。
(約定代金、以下略)

いちにち定額    超割コース

10万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →      0                           150
10万円までの銘柄をデイトレードする   →      0                    300

20万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →        206                        199
20万円までの銘柄をデイトレードする   →      206                     398

30万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →        308                        293
30万円までの銘柄をデイトレードする   →      308                   586

40、50万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →   463                        293
40、50万円までの銘柄をデイトレードする   →   463                   586

60〜100万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →   926                         525
60〜100万円までの銘柄をデイトレードする   →   926                   1050



赤字になっている部分が、いちにち定額コースだと高くなってしまう条件です。

やはり、デイトレードするならいちにち定額がおすすめということですね。

ちなみに、これ以上の金額の約定代金銘柄だと、以下のようになっていきます。

いちにち定額    超割コース

150万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →     2160                          628
150万円までの銘柄をデイトレードする   →     2160                    1256

200万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →       2160                         994
200万円までの銘柄をデイトレードする   →     2160                    1988

300万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →       3240                         994
300万円までの銘柄をデイトレードする   →     3240                    1988

400万円までの銘柄をデイトレードせず保有 →          4320                        1050
400万円までの銘柄をデイトレードする   →          4320                  2100



これをみてわかるように、一銘柄で100万円以上の銘柄だと、いちにち定額コースだとかなりの不利になってしまいます。

まぁ、私は、そんな大型株は買えないので関係ないですが、任天堂株を買う人なんかは気をつけた方がいいです。

でも、そういう人は信用口座で取引してたりするので、また別の手数料体系だと思いますけどね。

一応、書きましたが、100万円以上の大型株は現実的に今は買わないので、今回はメインでは考えませんので上の方の比較だけ参考にしてください。

なので、もう一度言っておくと、一銘柄を売買する場合、デイトレードを一回でもするならいちにち定額コースがお得です。
なぜなら、片道分を無料にしてくれるデイ割の効果が大きいから。

次は、一銘柄だけではなく複数の銘柄を売買する場合を考えてみます。

ケース2. 複数銘柄を売買する場合

次は、1日で複数の銘柄を売買する場合を考えてみます。

その中でも、デイトレードをする場合とデイトレードをしない場合(継続保有)に分けられると思いますが、デイトレードをする場合は、上でみたようにいちにち定額コースが安くなります。

デイトレードをしない場合はどうかを考えます。

このブログでは、少額での取引を扱っているので30万円までで買える株で考えていこうと思います。

デイトレードしないで、かつ複数の銘柄を売買すると、

10万円 + 10万円 →超割 150円+150円=300円
定額 206円

10万円 + 20万円 →超割 150円+199円=349円
定額 308円

10万円 + 30万円 →超割 150円+293円=443円
定額 463円

10万円 + 40万円 →超割 150円+293円=443円
定額 463円

10万円 + 50万円 →超割 150円+293円=443円
定額 926円

20万円 + 20万円 →超割 199円+199円=398円
定額 463円

20万円 + 30万円 →超割 199円+308円=507円
定額 463円

30万円 + 30万円 →超割 293円+293円=586円
定額 926円



赤字が、定額コースだと割高になってしまう部分です。特に、約定代金が50万円を超えると超割コースとの差が開きます。

この価格帯ので考えると、基本10万円と20万円以下の銘柄の組み合わせ、もしくは、20万円と30万円以下の銘柄の組み合わせしか定額コースはお得ではないということになります。

別の言い方をすると、それらの組み合わせ以外は、超割コースの方がお得になるということです。

これは、銘柄数を増やして計算してみても同じ結果になりました。

なので、継続保有を考えるなら、超割コースがお得ということになります。

ケース3. デイトレードと保有の複合パターン

結構、私がよくやるものを最後にみておきたいと思います。

2500円と3000円の銘柄をデイトレードし、その後2000円の銘柄を買い継続保有する場合を考えたいと思います。

まず、いちにち定額コースの場合は、

デイトレードの片道分は無料なので、25万円+30万円+20万円=75万円が1日の約定代金合計となります。

表をもとにすると、これにかかる手数料は、926円ということになります。



次に、超割コースの場合は、

2500円と3000円の銘柄のデイトレードの往復分と2000円の銘柄購入分で、

293円x4 + 199円=1371円です。

やはり、デイトレードが入ると、デイ割がある分、いちにち定額コースがお得になりますね。

▼Kindleアンリミテッドなら無料で読めるお金に強くなる本!無料体験もあるのでこの機会にぜひ!

Kindle Unlimitedの無料体験はこちら!

まとめ

定額コースか、超割コースどちらがお得かをみてきました。

自分で計算してみて思ったのは、結局、相場が始まってみないと取引量わからないよなってこと。笑

上級者や大量にお金がある状態でやっている人は知りませんが、私みたいに少額でやっている初心者の人は、結構そういう人も多いのではないかと思います。

コース変更自体はいつでもできるのですが、変更が適用されるのが次の日なので(申し込み時間注意)、場中に「今日はデイトレ行けそうだな」なんて思っても急には変更ができません。

そういう意味でも、やはり相場次第、または、持っている銘柄次第になってしまいます。

でも、自分のトレードパターンが決まってきたり、トレード自体がうまくなっていけば自然に輪っかってくることかもしれません。

とりあえず私は、「超割コース」でやっていこうと思っています。

少額での取引なので、言っても莫大な手数料を取られるわけではありませんしね。

最後に、手数料の表の見方の注意点を。

初心者向けの注意点としては、いちにち定額コースは、1日の約定代金合計で手数料が決まります。

※約定代金とは、ある取引をした時に動いたお金のこと。

例えば、1500円の株を100株買うと、150,000円動きますよね。この金額が約定代金です。

いちにち定額コースでは、その1日分の合計で手数料がきまりますというわけです。

対して、超割コースは注文が約定した金額ごとに手数料が決まります。

1500円の株を100株と3000円の株を100株買うとしたら、150,000円と300,000円の銘柄ごとに対して手数料がかかってきます。

私は最初の頃、これがよくわかってなかったので(笑)、「はて?」ってなっていました。

入門者の人は参考にしてみてください。

では。

コメント

タイトルとURLをコピーしました